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Date: Sun, 3 Mar 2013 19:30:41 +0900
From: foldingbike@ml.mail.ne.jp
Subject: [BD cycling:17871] MKS Ezy-Sペダル Urban Step-in A Ezy Superior

おのひろきです.

三ヶ島ペダルから工具無しで簡単に外せるタイプでTIME ATAC互換ビンディングペダルが出ています.MKS Ezy-Sペダル Urban
Step-in A Ezy Superior.
ちょっと前に購入したのですがやっと今日になって試してみました.

これまで使っていた TIME ATAC ペダルとは同じように使えないと感じました.確かに互換性があって TIME ATAC
のクリートでちゃんと MKS Ezy-S Urban Step-in A Ezy Superior
ペダルは使えました.でも,構造的に全く異なる部分があって,かなり使いづらく感じました.

TIME ATAC ペダルはペダルの踏む綿に金属の棒が 2 本あって,その 2
本の金属棒がクリートを挟む形になっています.棒はペダルの軸と平行な方向.この 2
本の金属棒は実はバネの一部になっています.バネの一部がペダルの表面に出ていて,そこが棒に見えるのです.そのバネの弾力でクリートの脱着時に 2
本の棒の間隔が広がる仕組みです.

そして良く観察すると,TIME ATAC では 2 本の棒の前側がバネで動くのですが,MKS Urban Step-in A は 2
本の棒の後ろ側がバネで動くのです.この違いが使用感の決定的な違いとなってしまいます.

ペダルを拾ってクリートをはめるとき,TIME ATAC
ではクリートの前側をペダルに引っ掛けて,つま先方向にちょっと力を入れればするっとペダルがはまります.同じ事を MKS Urban
Step-in A でやってもはまりません.MKS Urban Step-in A
にはバネの調整機構があるので,かなり緩めてしまえばはまりますが,今度は簡単にはずれてしまいます.なぜこのような事になるかというと,TIME
ATAC だと,クリートの前側をペダルに引っ掛けて,つま先方向に力を入れたときに,ペダルの前側の棒がバネで動きます.それで 2
本の棒の間隔が広がってクリートがはまります.自然な動作です.

でも,MKS Urban Step-in A の場合は 2
本の棒の前側は動かないので,クリートの前側をペダルに引っ掛けてつま先方向に力を入れても 2
本の棒の間隔は広がらず,クリートがはまらないのです.それでもっと違う角度にしてはめる必要が出てきます.

どうも TIME ATAC の構造は理にかなっているけど,MKS Urban Step-in A の構造はそうでは無いように見えます.

かなり期待したんですが,とても残念です.